東北地方を旅行する機会があれば、その古い歴史に関わる場所を巡るのはいかがだろうか?「難しい」「取っつきにくい」と敬遠している人も、温泉やグルメとともに気軽に親めるはずだ。
東北地方には古くからの遺跡が豊富にあることは、意外に知られていない。中でも最も多いのが、約1万3千年前に始まった縄文時代の遺跡。昔すぎてイメージが湧かないかもしれないが、当時の人々の生活圏(文化圏)はほぼ現在の都道府県と同じ程度のまとまりを持って存在しており、私たちに繋がっている時代だということがわかる。土器を使って調理をし、植物の繊維を使ってポシェットや衣服を作ったり、翡翠や黒曜石で道具を加工したりと、高度な文化が築かれていた。
そんな縄文時代を知るためのおすすめスポットは、青森県青森市の三内丸山遺跡である。広場に復元された住居や建造物が立ち並んでいて、発掘や土器作りなど体験型の学習も行えるので、子供も大人も楽しめるだろう。施設には土産物店がある他、近隣の青森県立美術館へ通じる歩行者道路も開通し、気軽に行き来できる点もポイントだ。新青森駅・青森駅・青森空港・青森インターチェンジからもそれぞれ近く、周辺の温泉施設に宿泊するついでに立ち寄れる。また、沿岸部だけあって海の幸が新鮮なのはもちろん、山菜や名産のリンゴなど、おいしい食材が揃っているのも魅力だ。ここに来れば温泉・グルメ・歴史が存分に楽しめるだろう。また、青森県以外の東北地方や北海道にも縄文遺跡は点在しており、それらは世界文化遺産への登録を目指しているようだ。実現すれば、将来注目のスポットとなることだろう。
今回は日本の北側に注目してみたが、国内外には歴史に触れ、地域の特産物やレジャーが満喫できるスポットが各地にある。そこで、注目の観光スポットを紹介した(http://travelrecommendedspot.com/)にも目を通し、自分らしい旅行計画を練ることを提案したい。
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